くじらの町(牡鹿半島鮎川浜で)

宮城県石巻市鮎川浜にある復興商店街「おしかのれん街」。
鮎川浜は捕鯨で栄えた町で、鯨の食文化を始め、昔からの様々なクジラの活用があります。



鯨歯工芸もその一つ。
千々松商店さんは、マッコウクジラの歯でアクセサリーや
ストラップ、印鑑など様々な工芸品を製作しています。
お店を訪ねると、ご主人は「時間ある?」と聞いて、椅子やコーヒーを勧めて下さいました。

震災や被害、復興について「語る」というものではなく、
雑談がたくさん入った、ごく自然な「会話」です。


三代目のご主人は、工房も住まいも津波で流され、今は家族と仮説住宅にお住まい。
様々な人たちが支援に来てくれて、とても感謝している。
今でも西日本など遠方から休日を使って自費で通ってくれるボランティアさん達・・感謝と申し訳ない気持。
それから、そんなに自分の時間やお金を使ってまで何故ボランティアを続けてくれるのか・・
いつか機会があったら聞いてみたいと思っている。

また、ボランティアに対して必要な支援(高速料金やボラ保険etc・・)の継続や、
その手続きの手間に配慮し、ボラさんの負担を大きくしないで欲しいと願っている。

牡鹿半島の先端から市街地までの道路の整備を・・・鮎川にとっては生命線。原発もあるし・・・


鯨と鯨歯工芸についても、沢山お話を聞きました。印象深かった話・・・
子どもの頃は、漁港でクジラの解体があると聞くと楽しみだった。
胃を開くとクジラの食べたものが出てくる。三陸沖のクジラは小魚を食べていて
胃の中から小魚が出てくると嬉しくて、漁師さんにもらって帰宅すると
母親に「何でそんなものもらってくるの」と叱られた・・・

クジラと暮らす人の話を、絵本の場面を眺めるように楽しく聞かせていただきました。



私がこのあと野々浜と夏浜へ行きたいと言うと、親切に地図を書いて教えて下さいました。
満潮になると道路が浸水して通行できなくなる場合がある。
そこまで水が上がらなくても、波しぶきを車の屋根から被ることがある
ので
早く行きなさいと言われました。
それからお土産にと、ミンククジラのヒゲと鯨の大和煮缶を持たせてくれました。


商店街を出たらもう三時近くなっていました。
あっという間に日が暮れる季節、急いで道を引き返します。

おしかのれん街でいただいた昼食。「くじらの刺身定食
やわらかく臭みもなく、美味しくいただきました。
いつか、くじら寿司も食べてみたいです。
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温かい出会いに感謝。
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by T-mirabilis | 2013-02-02 14:41 | 岩手・宮城の旅(2012)

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